令和7年度 山王台病院 川並先生着任のお知らせ
拝啓 錦秋の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。また、日頃より当法人に対しましては、多大なるご支援を賜りまして厚く御礼申し上げます。
さて、令和7年10月より、川並透先生が山王台病院に着任されたことをご報告いたします。
先生のご専門は脳神経内科で山形大学の臨床教授をされておりましたが、郷里であります石岡にお戻りになり、石岡とその周辺地域の医療に貢献することになりました。
診療科は永年の内科学を生かした、
・一般総合診療
・脳神経科
を担当いたします。
石岡小学校、茨城中学校、水戸第一高等学校から山形大学の医学部に進まれ、研究、臨床に大変な業績を残されております。
今回の着任に伴い、山王台病院ブレインセンターは、脳神経内科医の川崎仁志医師、脳神経外科医の高橋誠医師と3名体制となり、更に診療体制が充実いたしました。そして、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を導入し、筑波大学 脳神経外科 教授の松丸祐司先生との連携を強固にしております。
この地域医療に大変貴重な戦力となっていけるものと思われます。
また、消化器外科の松根佑典医師と乳腺外科の横井詩織医師も着任し、山王台病院全体の診療機能がより強化されました。
つきましては、微力ながら地域医療に貢献できますよう、引き続き高い専門性と先進医療を追求して参ります。今後ともご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。
敬具
令和7年10月吉日
医療法人幕内会
理事長 幕内幹男
川並 透 医師 経歴
石岡市出身
茨城県立水戸第一高校 卒業
山形大学 医学部 卒業
モンテフィオーレ・メディカルセンター滞在研究員
山形大学附属病院 准教授
国立病院機構山形病院院長
山形大学医学部臨床教授(第三内科)
国立病院機構山形病院名誉院長
【資格】
日本内科学会認定医
総合内科専門医
日本神経学会専門医・指導医
日本認知症学会専門医・指導医
その他多数
昭和医科大学客員教授 祝賀会
この度、令和7年2月18日 昭和医科大学客員教授を拝命いたしました。振り返りますと、昭和大学 にて消化器・一般外科の道を志してから、食道癌の手術を中心に、胃、肝胆膵、大腸等の進行癌等、日々様々な手術に執刀し地道ながら研鑽を積んでまいりました。その傍ら、著書1件、原著論文31件、総説5件、症例報告論文24件、学会発表 国内579件、国際4件と実績を積んでまいりましたが、こうした努力と実績が評価されたと思います。またこのことを病院職員も非常に喜んでくれて5月31日に私のために祝賀会を開いてくれました。



第72回 石岡消化器疾患懇話会
4月4日(金)消化器疾患懇話会に当院より2演題発表しました。
演題:腹腔動脈根部切離にて切除し得た膵体部癌
演題:慢性膵炎に伴う脾動脈仮性瘤に対する治療
竣工式(2025.2.23)山王台病院B別館 人間ドック・健診センター
2025年2月23日 山王台病院B別館 人間ドック・健診センターの竣工式ならびに祝賀会、併せて介護老人保健施設あいあいの祝賀会が執り行われました



新年の挨拶 2025年巳年
いよいよ今年2月下旬より新生山王台病院が誕生します。
石岡共立病院の合併、人間ドック・健診センターの新設等、2月に完了します。病床数は、眼科内科クリニックと合わせますと191床の病院として、石岡地域では最大の中核病院となります。 小児科・婦人科も 加わり質の高い高度医療を全人的に提供して参ります。 そのために 全てのスタッフと共に 高いモチベーションを持ち、 一人一人の患者様を、責任をもって全力で治療して参りたいと思います。
山王台メディカルタウンは、更に充実した医療・介護を提供できますよう努力し続けて参ります。今年は巳年、私共にとりましても勝負の年です。巳の如く、自在に変容し成長し続けるよう、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

著書のご案内「逆流性食道炎は増えている」欧米食化生活習慣病との関連も密接
この度、私のライフワークとなっております逆流性食道炎に関する書籍を出版しました。病気の症状、原因、検査と診断、治療方法(薬による治療・手術による治療)について記しましたので、気がかりな症状「みぞおちがジリジリする、しみるような違和感、お腹のはり、口の中やのどの違和感、食物が呑み込みにくい、痛み圧迫感」をお持ちの方や、 ご興味がある方 など、逆流性食道炎について図、写真、患者様エピソードを交えて、出来るだけ分かりやすく書いてみました。書店では8月下旬あたりに並ぶ予定ですが、山王台病院の受付にお申し出頂ければ、ご購入いただけます。当院では薬による治療や、腹腔鏡下Toupet手術も行っておりますので、症状でお悩みの方は受診ください。

著書抜粋 はじめに
私が昭和57年に医学部を卒業し、外科に入局した頃、ひどい逆流性食道炎に悩む70代後半の女性を診察しました。つらい症状が続いており、服薬ではなかなか改善されませんでした。24時間pHモニター等検査を行い、重度の食道裂孔ヘルニアで手術適応という診断に至り、先輩医師に協力を仰ぎながら手術を実施しました。この食道裂孔ヘルニア手術が、医局では成人の食道裂孔ヘルニア手術の初症例で、私にとっても初めての経験でした。以降、現在に至るまで逆流性食道炎の治療が私のライフワークになっております。
新あいあい 内覧会のご案内 R6年5/10~12 午前10:00から
いよいよ待望の”新あいあい”が竣工します。介護老人保健施設あいあいは、介護の視点から入所者様がより快適に過ごせるよう様々な工夫を施し、新たに生まれ変わります。また 通所リハビリテーションも 地域の皆様のニーズに応えて、 定員枠を100名に拡大しました。内覧会を実施いたしますので、是非この機会に会場見学にお越しください。スタッフ一同お待ちしております。

第68回消化器疾患懇話会
2023年12月15日(金)消化器疾患懇話会が行われました。当院副院長の上道治医師が幹事を努め執り行われました。当院より2演題発表しました。演題は、「鼠経ヘルニア手術の検討-腹腔鏡TAPP法-」 を私こと幕内が発表し、「膵癌と鑑別困難であった腫瘤形成性自己免疫性膵炎の1例」を若手 渡邊健医師が発表しました。 質問等が上がり 情報交換など大変参考になり 終始和やかな雰囲気中行う事が出来ました。

第253回茨城外科学会
令和5年10月15日(日)茨城県医師会4階大会議室で開催しました。今回の大会幹事は私こと幕内が仰せつかりました。開催形式はアフターコロナ初の完全現地参加の対面による開催でした。演題数は26演題と多くの先生方にエントリー頂きました事感謝申し上げます。久しぶりの対面での開催で、多くの質問が飛び、活発な議論がなされ活気があり、とても良い雰囲気で行う事が出来ました事を改めて感謝申し上げます。
特別公演は、地元、水戸一校出身の青木武士教授(昭和大学消化器一般外科)が「可視化技術とAIの進歩が拓く低侵襲肝胆膵手術の新時代」についてご講演されこれからの外科のあるべき方向や、外科医の育成を示してくれたことは、想像以上に素晴らしく貴重な時間でした。 当院からも2演題若手医師が発表し盛会に終わる事が出来ました。
当院からの演題発表は、幕内陽亮医師による「膵癌と鑑別困難であった腫瘤形成性自己免疫性膵炎の1例」と、大浦敬介医師による「NACが奏効し根治切除をしえた進行直腸癌の1例」の2演題になります。以下演題スライドを掲載します。






































































































































