医療の質の低下と経済

 私は、臨床医であるが医療法人の理事長でもある。しかし、今のご時世理事長室などという所に座って病院経営を考える余裕はあるはずもなく、一日十五時間の患者を診る労働二〜三%程度を病院経営及び管理に対して注がなければならない。
 病院経営というと、いかにも胡散臭い不動産ブローカーのような響きを感じる人は少なくないと思うが、経済なくしての医療はあり得ない訳でつまり、きれい事では人は助けられない。したがって、いかに効率の良い経営をするかが大切である。

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お疲れ様です

今日は、朝6時30分から仕事で、内視鏡検査GF21件CF10件をし、103例目となる腹腔鏡下噴門形成術(ラパニッセン)を施行しました。また、明日も引き続き104例目の腹腔鏡下噴門形成術(ラパニッセン)です。がんばります[:!:][:嬉しい:]

Beat to Beat 64列マルチスライスCT(フリップス社製)は、冠状動脈だけでなく、腹部CTangioでもやっぱり飛びぬけていますね。

DIC CTによる胆道もERCPに近い像が得られ、診断にとても有用です。

64列マルチスライスCTを

 当院では、Beat to Beat64列マルチスライスCT(フィリップス社製)を県内で初めて導入しました。症例を重ねてきましたが、やはり他社のCTとは比べものにならないほど、狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患の診断には革命的なものと思います。6月15日の石岡消化器疾患懇話会にも発表させて頂きましたが、ますます症例を重ねて重要性について検討していきたいと思います。[:楽しい:]

茨城外科学会

昨日は第215回茨城外科学会にて「上腸間膜静脈浸潤膵頭部癌に対する一切除例」を発表してきました。討論ではたくさんの質問を頂き、とても盛り上がり、また勉強になりました。
今日は、今週末にある第9回茨城県南手術手技研究会のビデオ編集から今戻ったところです。
明日は月曜日。朝6時〜仕事です。外来・手術・検査と頑張ります[:!:][:嬉しい:]

朝6時30分からがんばってます

 明日、2例目のアバスチン・FOLFOX4を行います。1例目の方の副作用等はありませんでした。アバスチンの効果に期待しています。
 今日は、胃静脈に対してハッサブ手術を行い、無事終了しました。肝硬変・胃静脈瘤にはやはり適応を選ぶ事によってハッサブ手術は有用です。また、脾摘によって肝血流量の増加を期待できると文献的にもいわれていますので積極的に適応を考えたいと思います。

介護「お世話」が保険制度となった時から

 私は外科医であるが、なぜか4年前に介護保険の中心的位置付けとなる「介護老人保健施設」(老健)を運営することとなった。いわゆる慢性期医療は、外科の対極に位置するものと考えていた。しかし、いつからか手術を受ける患者の高齢化が進み、今では、90歳以上でも手術を受けていただくこととなった。
 すでに介護が必要となっている老人も当然「見殺し」にはできず、極めてハイ・リスクということである。従って、術後に日常生活動作(ADL)が低下し、介護度が上昇する。つまり、高齢者に対する急性期医療は介護を継続しつつ、術前よりリハビリを、術後はできるだけ早く通常の生活に戻す必要がある。このためには現状の医療では不充分であり、私は老健の必要性をそこに求めたわけである。しかし、介護施設には介護施設たる役割があるはずで、設立に当りいくつかの老健を見学させていただいた。どの施設もゴールドプランとやらで、そのハード面においてはむしろ病院より立派なもので、洒落た建物と介護機器が揃っていた。

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医師過少政策によって殺された小児科医

 先日、立正佼成会病院小児科の中原利郎医師の殉職に対して、過労死の判決が下されたことは記憶に新しいと思われるが、なんと一部のメディアは同医師を「病院に殺された小児科医」と報道した。この表現は無知極まりなく、かつ現場を知らずして書いた記事として甚だ不適切である。
約十五年前、医師過剰時代が来ると、医学部定員を減らした厚生省(当時、現厚生労働省)の失策は愚かであり、それによって中原先生が殺されたことは明白である。それを、この場に及んでメディアまで「病院に殺された」とはあまりにも無知過ぎる。
 殉職とは職責のために生命を失うことであり、しばしば警察官や軍人に使われるが、彼は殉職に間違いなく、立派な最後を迎えたと私は頌辞(しょうじ)を奉げる。最近の話題として、高校必修科目問題の責任を取って自殺した佐竹高校(常陸太田市)の校長先生も同様に殉職であり、私は日本人の倫理観として絶賛すべきものであると思う。

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