地震発生当日

3/11手術中(PpPD)14:46頃に突然、これまで経験していない大きな地震発生、その揺れは非常に長く後に震度6強とのことでした。間もなく一度停電となりその後自家発電の灯の中で何とか無事手術を終えることはできました。
 手術中は患者様がベットから落ちるのを支えておりましたが、崩壊による身の危険を感じました。
 その後、OPE室を出ると病院及び附属クリニック、隣接する老健あいあいはパニック状態となっておりました。倒壊の危険性より避難すべきか、留まるべきかの判断が明確にはできませんでした。しかし、エレベーターは停止しており早急の避難は無理でした。3Fの病棟では余震の中、身を挺して患者さんの生命を守る看護師の働きには胸を打たれました。私の尊敬する永井隆先生を思いながら本当に?凛々しく?見えました。心から感謝(心の中で)しました。
 刻々と時間が過ぎていく中、次第に電気、水道等のlife lineが断たれ、復旧の見通しが無いことが分かり、その時より水の確保、特に人工透析は1日66トンの水を使用しますのでこの確保に奔走しました。石岡市、茨城県の協力を得て、何とか1日60トン確保できましたが、透析患者様の水は空気と同じであることを本当に痛感しました。
 また、3/12、3/13と土浦の2つの病院の透析施設にお世話になり、本当に感謝です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です