第223回茨城外科学会

2月13日(土)13:30より筑波大学にて
第223回茨城外科学会が行われます。[:鉛筆:]

当院より2演題発表予定です。

・腹腔鏡下に治療し得た炎症所見を呈したMeckel憩室の一例
演者 藤原康朗

・副腎骨髄脂肪腫一例の手術例
演者 上道治  

なお、今回、私幕内が『セッション3』の座長を務めさせて頂くことになりました。
会が盛大になる様、精一杯努力致します。何卒宜しく御願い致します。

獅子舞 餅つき大会

毎年恒例となっております、
獅子舞 餅つき大会が1/10(日)行われました。
兵?町の皆様の獅子舞が披露され、みんなで協力しておもちをつきあげ[:鏡もち:]
楽しいひとときを過ごす事が出来ました。

S-TEC 常陽新聞掲載

S-TEC開設式の様子が、常陽新聞09年12月7日(月)に掲載されました

鏡視下手術の技術向上へ
幕内会と昭和大 小美玉にトレセン開設

医療法人幕内会(幕内幹男理事長、石岡市東石岡4丁目は昭和大学(東京都品川区)と連携し、外科手術の主流になりつつある鏡視下(内視鏡、腹腔鏡など)手術の修練や新しい術式開発を目的としたトレーニングセンター「昭和大学・山王台病院 医療技術内視鏡トレーニングセンター(S-TEC)」を小美玉市高崎に開設。6日、昭和大学関係者、県内の医療関係者などを集めて現地でオープン記念式典を開催した。同様の訓練施設は九州大学と、医療用製品の導入・販売関連企業の施設が福島、静岡県にあるのみで、医療法人が設置するのは国内で初めて。 (園部高秀)

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第223回 茨城外科学会

2月13日(日)第223回茨城外科学会が筑波大学にて開催されます。

今回当院で応募した2演題です。[:便箋:]

演題名: 腹腔鏡下に治療し得た炎症所見を呈したMeckel憩室の一例 

所属:   山王台病院、小美玉市医療センター(2)
演者:   藤原 康朗    

共同演者: 笹屋 昌示、上道 治、佐々木 健、室伏 雅之(2)、
山内 昌一郎(2)、上田 守三(2)、高橋 愛樹、
幕内 幹男 
 
抄録 
 症例は66歳男性。主訴は下腹部痛。CT scan・腹部超音波検査で右下腹部に約4cmでlow densityの病変を認めWBC,CRPの高値及び腹部所見より腹腔内の膿瘍を疑い、画像所見や存在部位より炎症をきたしたMeckel憩室との鑑別を要した。その為、確定診断と治療を目的に臍上部よりopen method 3ポートで鏡視下手術を行った。その結果、病変は回腸末端より50cm口側に存在し、腹壁・回腸と癒着しており、腸間膜対側に認められた。肉眼的にMeckel憩室と診断し憩室切除(楔状切除)を行った。病理診断は変性・壊死・出血を伴う膿瘍形成を伴ったMeckel憩室であった。Meckel憩室は、胎生期の卵黄腸間の遺残による小腸憩室である。大部分は無症状で、有症状として腸閉塞・腸重積・出血等が報告されている。本例は炎症を惹起した症例と考えられ、確定診断に至り治療を同時に行う鏡視下手術のよい適応と思われ,
文献的考察を加え報告する。

演題名: 副腎骨髄脂肪腫一例の手術例 

所属:   山王台病院、小美玉市医療センター(2)
演者:   上道 治   

共同演者: 幕内 幹男、笹屋 昌示、藤原 康朗、佐々木 健 
室伏 雅之(2)、山内 昌一郎(2)、上田 守三(2)、高橋 愛樹
 
抄録 
 症例は65歳、男性。検診大腸検査異常に対して6/4大腸内視鏡検査を施行。その際、軽度の下腹部痛を認め、腹部超音波検査を施行したところ、10×7?の右副腎腫瘍を認めた。同腫瘍による症状は特になく、血液検査でもnon functional tumorであり、CTscan、MRIにて脂肪成分と一部軟部陰影のdensityを呈しており、画像上、他副腎腫瘍との鑑別は比較的容易で骨髄脂肪腫を強く疑った。
 治療は文献上、一定のcriteriaはないが、大きさと悪性頻度との相関より4cm以上で手術の適応とする報告が診られ、10/8前方開腹下にて腫瘍摘出術を施行した。切除病理は、成熟脂肪組織が分葉状に増生し、その中に造血細胞が散見され、周辺には圧排された皮質が診られ、myelolipomaと診断した。
 副腎腫瘍は近年の画像診断の進歩によりincidentalomaとして発見されることが多いが、その中でも骨髄脂肪腫は稀であり、その治療方針も未だ確定していない。今回、当院での4例の副腎腫瘍治験例を含め検討して報告する。

つくばおろし

12/19(土)18:00〜 (あいあい2Fフロア)(たなごころ)にて第2回つくばおろしコーラスが行われました。

今回はクリスマスも近いという事で、
クリスマスソングを歌って頂きました。[:ツリー:]
素晴らしい歌声で利用者様達も聞き入ってしまいました。
ありがとうございました。

そば打ち大会

12/20(日)あいあいラパス前にて大畑そば愛好会の皆様をお招きし、そば打ち大会が行われました[:ラーメン:]


利用者様やスタッフの方々でおいしく頂きました。[:よつばのクローバー:]
ありがとうございました

2009年幕内会忘年会

12/12(土)うきうきマイスターにて2009年幕内会忘年会を行いました。

毎年恒例の実績報告やバンド演奏、幕内会職員による出し物などで
大いに盛り上がりました。[:拍手:]


御参加された皆様お疲れ様でした。

S−TECオープニングセレモニー

12/6(日)昭和大学・山王台病院医療技術内視鏡手術トレーニングセンターS−TECオープニングセレモニーを行いました。[:祝:]

当日は、医師をはじめとする沢山のお客様に来て頂き医療機器の展示やクラシックの演奏も手伝ってか盛況に進み、無事に式を終える事が出来ました。誠にありがとうございました。

これからは、医療技術の進歩と安定の一助になるように更に努力して参りたいと思っております。[:日の出:]



 
 S-TEC竣工式の挨拶です。

 おはようございます。医療法人幕内会の幕内でございます。
本日は師走の御多忙の中にも関わらず、遠方からも多数の諸先生方にご臨席頂きまして大変恐縮しております。オープニングセレモニーと言いましても甚だ小さな施設で御座いまして、皆様にお披露目するには大変おこがましく気が引ける思いで御座います。しかしながら、一医療法人が設立する施設としては日本で初めてで御座いますし、この様な施設の重要性を深く感じておりました。ささやかなお披露目をしたいと思います。
 まず、当施設の設立に至る経緯で御座いますが、私は外科医になりまして27年が経とうとしております。時代時代で医学教育というのは移り変わって行くものと思われますが、27年前は手術技術を習得するという過程は、アカデミズムからは程遠い制度の中の修練で御座いました。難易度の高い、食道がん・膵臓がんの手術は、10年、場合によっては15年経験があって一部の外科医のみに与えられる技術で御座います。
 従って、同じ外科医と申しましても、同じ技術を持った者ではない様に思われます。医療と言うのは芸術や工芸では御座いませんので、普遍的でなければなりません。したがってトレーニングと言う命題を頭に置きたいと思いました。
 先日テレビで見た最近活躍中の 石川 亮 君の話の中に、失敗を怖がらない事、失敗したから命を失う訳では無いので、プレッシャーに感じる事は無い、したがって優勝パターも手が振れないらしいです。
 しかし、我々にはそれは許されない訳で御座います。従ってまたトレーニングということになります。近年、新しい医療機器が開発され、多種多様化した技術を求められる様になっております。例えば新しい手術機械が導入された場合に、初めて人体に直接使う事は極めて危険な事であると思わざるを得ません。
 また、外科手術と言うのは、チームワークによって成立するものです。特に鏡視下手術の場合はカメラを持つ助手が術者の目で無ければなりませんので、術者の気持ちを理解しなければなりません。自分の見たい所にカメラを向けてしまっては、術者の痒い所に手が届かない訳ですから大変な意志の疎通が必要になり、そうでなければ大変な事故が起きてしまいます。
 したがってこれからの外科手術の進むべき方向を考えますと、トレーニングセンターが是非必要となるべきと考えられ、私どもは6年前から当施設を計画致しました。その後、昭和大学の小口理事長と意見が一致し運営を一緒に行なって頂く事になった訳であります。
 先程述べました様に医療技術は普遍的な物でなければなりませんので、当施設は完全なオープンシステムとして運営をしたいと思っております。医師のみならず看護師・獣医・医療機器メーカーのアドバイザー、その他コ・メディカルの皆さまに門戸を開きたいと考えております。
 鏡視下手術はどこかに限界があるのかもしれませんが、限界はまだまだ先と考えるべきであり、その技術の向上と努力を惜しんではならないと思っておりますし、また新たな手術方法の開拓も有り得ると思いますので、非常に楽しみにしております。
 もう一つは手術治療に対して学生の方々に理解をして頂くための研修所と成り得ればと考えております。先週の日曜日、私の次男が私の影響でラボの手伝いを致しました。中学2年生ですがなかなか興味を持って良い助手を務めていた様に思いました。
 まだまだ運営の点において障害や解決すべき問題点が沢山あり、機械メーカーの諸先生方はもとより、あらゆるメーカー・代理店の方々に是非ともご利用して頂きたいと思います。それが可能である点も新たな取り組みであり前例が無い物だと思います。
 いずれにしても、目的は一つ医療技術の向上のためにあると考えておりますので、よりよい御利用頂けるようこれからソフトの面で更なる努力をして参ります。皆様方には是非ともご批判やアドバイスを頂きたく思います。
 最後になりますが、レオナルド・ダヴィンチ博士の『ウィトルウィウス的人体図』をこの度のシンボルマークと致しました。私の友人でメキシコ人の外科医であるフランシスコ・ペラザ医師が『鏡視下手術は低侵襲』という課題を投げかけた点において、外科にとっての初めての変革、つまりルネッサンスであると申しておりましたが、当施設が、−21世紀のルネッサンス−の発信地となる事を願っています。