茨城外科学会

第238回 茨城外科学会が7/18(土)13:00〜県立こども病院にて開催されます。今回、当院より若林哲司医師が発表致します。

演題:『胃十二指腸型胃重責症の一手術例』

演者:若林 哲司

抄録:
胃重積は比較的稀な疾患で、胃切除後輸出脚の重積や胃病巣が先進部となる報告が散見される。この度、巨大胃ポリープ(adenocarcinoma)が先進部となり胃重積を繰り返す症例に対して小開腹、胃切開下にて切除した症例を経験したので文献的考察含め報告する。
 症例は81歳女性、認知症、ADL低下にて介護施設入所中H27年1月15日、食事摂取不能、嘔吐にて受診。CTscanにて胃重積様の所見を認めたため、内視鏡を施行したところ噴門部に最大径8?の有茎性ポリープを認めた。径は太く一部噴門に接しており、また茎部が漿膜を巻き込んでいる可能性が高いため、内視鏡的摘出は不可能と判断、可及的にポリープの先端部をpeace mealに切除し縮小化をはかった。しかし、その後も漿膜を巻き込みながら幽門輪を超えて十二指腸に入り込み自然整復不能となった。その為、内視鏡下に3度整復したが、4度目に準緊急手術に踏み切り、全身状態より短時間で小侵襲の上記手術を選択し良好な結果が得られた。

第17回茨城消化器外科治療研究会

今年の茨城消化器外科治療研究会
6/26(金) つくば国際会議場 で行われます。
今年も演題を応募いたしました。

演題:
『胃悪性リンパ腫に対するoncologic emergencyとしてのR-CHOP療法の役割』

演者:
幕内 幹男

胃原発悪性リンパ腫(ML)は、時として急速な発育を来し治療開始を躊躇すると予後不良となる。
我々は、過去15年間で10例の胃ML症例をfollow upし得た。症例は男3 女7、51〜86歳、平均69.6歳、組織型は全例diffuse large B-cell typeで、9例に対してCHOP又はR-CHOP療法を行った。
家族が治療開始を躊躇った86歳女性は受診後約2ヶ月で死亡。9例は2〜27クール施行、1例はCHOP療法に著効したが4クール目で腫瘍発育の制御が不能となり、早々に胃全摘を行った。また、1例は化療前に吐血にて緊急胃全摘を行った。現在follow中の症例を含め9例の生存期間は、今のところ3年2ヶ月〜13年8ヶ月、平均6年6ヶ月であった。また、死亡3例は3年4ヶ月〜13年8ヶ月で平均9年4ヶ月であった。
2003年6月rituximab(CD20陽性例)併用承認後は、R-CHOPにて6例中5例に寛解が得られた。1例に腫瘍崩壊症候群(tumor lysis sy)にて人工透析を行い救命し得た。
Diffuse large B-cell type MLは、時にtumor lysis syなどの重篤な合併症も診られるが、oncologic emergencyとして診断後に躊躇することなく2week程度で治療開始することが望ましいと思われた。

6月院内勉強会

来月の職員勉強会は6月23日(火)です
テーマ『医療人としての覚悟』です
上道Dr楽しみにしております。

5月院内勉強会

今月の職員勉強会は5月26日(火)です。
室伏Drからの『人間ドッグってなんだ?!』です。
大変楽しみです。

新人研修会

本年も毎年恒例となっております新入社員研修会が、3月29日(日)に新入社員を含め職員54名参加のもと、株式会社ビーフォーシー 相部様を講師にお招きして行われました。各チームに分かれ、実践を含めた電話対応、挨拶、基本的な接客などを学び、職員の今後のさらなるスキルアップに期待しています。

第11回全体研修会

先日ご案内しました第11回全体研修会を3/15(日)うきうきマイスター実施致しました。

今回の演題テーマは...

     『選ばれる病院として、
        我々は何を売りにすべきか』
           〜競争に勝つ為に〜


特別講演の鈴木邦彦先生からのご講演は、高齢化社会に向けた医療・福祉の今後のありかたについて、幅広い貴重なお話で、当院Dr、スタッフより活発な質問がでるなど、大変勉強になりました。
ますます、患者様に選ばれる病院となるよう頑張ります。

居酒屋まくちゃん

上記の日程にて『春場所 まくちゃん』が開催されます。

患者様、利用者様、家族様、近隣の方々にも、是非足を運んで頂きたいと思っております。
皆様の御参加をお待ちしております。

茨城県南部消化器講演会

3/13(金)『茨城県南部消化器講演会』にて講演させて頂きました。

今回『GERDに対する外科的アプローチ』で、私の専門であるラパトゥーペイ(腹腔鏡下噴門形成術)の手術手技を昨年より当院にて使用している3D内視鏡システム(県内では、当院のみ)の画像にて供覧して頂きました。参加頂いた先生より、手術について質問を頂くなど、大変盛況でした。

茨城県南部消化器講演会

茨城県南部消化器講演会がいよいよ今週金曜日(3/13)となりました。
今回、私はセッション2で
GERDに対する外科的アプローチの講演をさせて頂きます。

今回、昨年当院に導入した3D内視鏡システムにて記録した、3D映像を使っての手術手技の講演をします。
3D内視鏡システムにより、奥行きのある3D映像で対象臓器の立体的な把握をサポートできます。現在、県内にて当院のみ導入とされてます。