第5回山本・幕内S-TECセミナー

近年の消化器内視鏡治療の目覚まし進歩によって食道・胃癌の治療の半分近くが内視鏡で治療されるようになっているのはご承知の通りと思われるが、当院では昨年は50%を超え、本年は今まで60%以上を占めるようになりました。 このことは、診断内視鏡の進歩、拡大内視鏡やNBIモードの画像の研究による早期癌の発見率の向上とともにESDによる確実な切除技術が進歩したためと思われます。 さらにこの診断及び治療を普遍的なものにするため多くの専門の先生方の育成に努めていく必要があります。エキスパートであります山本頼正先生を招聘し今回で5回目となりますセミナーを開催することとなりました。

私にとっては、この度のCOVID-19の問題や、電子カルテの導入によって体力的にも精神的にも余裕がなくブログを更新することも、ままならなかったことが残念ですが、また近況報告や学会発表、その他、皆様に提供できる情報を出来るだけアップしたいと思っております。

山王祭 8月4日(日)開催

夏祭り、今年も頑張ります!皆様のお越しをお待ちしております。

日時:令和元年8月4日(日)午後5時30分~午後7時30分                  会場:あいあい駐車場    (雨天時 あいあい1階フロアー)           

うきうきハウス開設

この度、令和元年7月1日、新たに、知的・身体・精神障がい者の方々のグループホームとして、障がい者協同生活援助事業「うきうきハウス」をオープン致しました。 前日の6月30日の竣工式には、多くの方々に御列席頂き、盛会に執り行う事が出来ましたことを心より御礼申し上げます。  この障がい者施設の設立は、自閉症の長男をもつ親である私個人にとっても非常に感慨深い思いであります。 13年前になりますが、養護学校卒業後の日中支援の必要性から、親としての責任として、生活をサポートし、可能な限り、社会のとの繋がりを持ち続け、 また潜在的な能力を何かに活かしてもらいたい心情から、~障がい者・人間・生活・労働社会参加サポートセンター~ 「うきうきマイスター」を設立しました。 うきうきマイスターで支援している障がい者は、知的、精神障がい者がほとんどであり、身体障がいのみと比較すると、そのバリエーションは甚だ多岐にわたっており、病態すら解明されてないのが現状です。そのため、その治療やケアーは大変困難で、本当の意味でのエキスパートというのが残念ながら未だ存在しておりません。従って、医療、教育、芸術、心理学、介護等、総合的なケアーが唯一の処方箋と思われます。 最近の内閣府のデータによると、原因は不明確ですが、特に知的障がい者数は増加傾向にあります。社会保障制度として日常生活支援して頂く必要性がございますが受け入れ施設が極めて不足しています。従って、養護学校が不足し、更には高等部卒業後の日中生活支援は、社会的な問題だと思われました。 そして、この度、通所施設「うきうきマイスター」の延長線として、ご家族と離れて自立生活をサポートするグループホーム「うきうきハウス」を設ける事になりました。いずれは保護者も高齢化し、当然の如く先に死にゆくわけで御座いますので、親・家族としては残念ながら必要不可欠なものとなります。 「うきうきハウス」入所者様を受け入れるにあたりましては、お一人お一人の個性を十分に把握して、それぞれのご家庭での対応を参考にし、入所者様同士がスタッフと関わり合って、良好な関係を築く必要があると考えております。 幸い私共は、多少なりとも、うきうきマイスターで培った経験がございますし、センター長は、養護教師としての経験も豊富で御座います。また関連医療機関において医学的、心理学的な知識による対応が可能です。それらを継続し、成熟させて行かなければならないと思っております。 うきうきハウスは、入所者様にとって、我が家のようにリラックスした生活を送って頂けるよう、自然の森の中で、木のぬくもりを感じられる様な建物やエクステリアに設計段階から含めると5年近くに亘って工夫をしたつもりで御座います。私共も全力を挙げて頑張って参りたいと思いますので、どうか皆様に於かれましては、温かいご支援の程、お願い申し上げます。

第247回 茨城外科学会 2019.5.18

第247回茨城外科学会が、筑波大学健康医科学イノベーション棟8階講堂にて開催されました。今回も当院より、下記の通り、1演題発表いたしました。
活発な質疑応答が行われ有意義な発表の場でした。

演題:再発性巨大食道裂孔ヘルニア 一鏡視下手術例
演者:上道治
共同演者:幕内幹男 小城原傑 室伏雅之 鈴木明彦 難波義知 櫻井修