山王祭 8月4日(日)開催

夏祭り、今年も頑張ります!皆様のお越しをお待ちしております。

日時:令和元年8月4日(日)午後5時30分~午後7時30分                  会場:あいあい駐車場    (雨天時 あいあい1階フロアー)           

うきうきハウス開設

この度、令和元年7月1日、新たに、知的・身体・精神障がい者の方々のグループホームとして、障がい者協同生活援助事業「うきうきハウス」をオープン致しました。 前日の6月30日の竣工式には、多くの方々に御列席頂き、盛会に執り行う事が出来ましたことを心より御礼申し上げます。  この障がい者施設の設立は、自閉症の長男をもつ親である私個人にとっても非常に感慨深い思いであります。 13年前になりますが、養護学校卒業後の日中支援の必要性から、親としての責任として、生活をサポートし、可能な限り、社会のとの繋がりを持ち続け、 また潜在的な能力を何かに活かしてもらいたい心情から、~障がい者・人間・生活・労働社会参加サポートセンター~ 「うきうきマイスター」を設立しました。 うきうきマイスターで支援している障がい者は、知的、精神障がい者がほとんどであり、身体障がいのみと比較すると、そのバリエーションは甚だ多岐にわたっており、病態すら解明されてないのが現状です。そのため、その治療やケアーは大変困難で、本当の意味でのエキスパートというのが残念ながら未だ存在しておりません。従って、医療、教育、芸術、心理学、介護等、総合的なケアーが唯一の処方箋と思われます。 最近の内閣府のデータによると、原因は不明確ですが、特に知的障がい者数は増加傾向にあります。社会保障制度として日常生活支援して頂く必要性がございますが受け入れ施設が極めて不足しています。従って、養護学校が不足し、更には高等部卒業後の日中生活支援は、社会的な問題だと思われました。 そして、この度、通所施設「うきうきマイスター」の延長線として、ご家族と離れて自立生活をサポートするグループホーム「うきうきハウス」を設ける事になりました。いずれは保護者も高齢化し、当然の如く先に死にゆくわけで御座いますので、親・家族としては残念ながら必要不可欠なものとなります。 「うきうきハウス」入所者様を受け入れるにあたりましては、お一人お一人の個性を十分に把握して、それぞれのご家庭での対応を参考にし、入所者様同士がスタッフと関わり合って、良好な関係を築く必要があると考えております。 幸い私共は、多少なりとも、うきうきマイスターで培った経験がございますし、センター長は、養護教師としての経験も豊富で御座います。また関連医療機関において医学的、心理学的な知識による対応が可能です。それらを継続し、成熟させて行かなければならないと思っております。 うきうきハウスは、入所者様にとって、我が家のようにリラックスした生活を送って頂けるよう、自然の森の中で、木のぬくもりを感じられる様な建物やエクステリアに設計段階から含めると5年近くに亘って工夫をしたつもりで御座います。私共も全力を挙げて頑張って参りたいと思いますので、どうか皆様に於かれましては、温かいご支援の程、お願い申し上げます。

第247回 茨城外科学会 2019.5.18

第247回茨城外科学会が、筑波大学健康医科学イノベーション棟8階講堂にて開催されました。今回も当院より、下記の通り、1演題発表いたしました。
活発な質疑応答が行われ有意義な発表の場でした。

演題:再発性巨大食道裂孔ヘルニア 一鏡視下手術例
演者:上道治
共同演者:幕内幹男 小城原傑 室伏雅之 鈴木明彦 難波義知 櫻井修

第246回 茨城外科学会 2018.10.21

明日、第246回茨城外科学会が茨城県医師会4階会議室にて開催、

今回も当院より1演題を発表いたします。

 

演題:  腹腔鏡下手術が奏効した上腸間膜動脈症候群の2治験例

演者:  山王台病院 上道 治

共同演者:幕内幹男 室伏雅之 鈴木明彦 難波義知 櫻井修

 

抄録

症例1は、53歳男性、10年前よりうつ病にて引きこもり、寝たきり状態が続き、49歳頃より食後、上腹部腹満とGERDが出現。14ヵ月で10㎏の体重減少を認めた。症例2は、23歳女性、1年半前より不眠症にて内服治療を受ける。1年前頃より嘔吐が出現。38㎏より30.5㎏に体重減少。2例とも造影CT、上部内視鏡検査、胃十二指腸造影にてSMA症候群の診断にて、摂食指導、一時、経管栄養を行うも症状の改善はなかった。2例目はIVHも検討したが難色があり、手術目的に当院依頼となる。それぞれに対して腹腔鏡下十二指腸・空腸吻合術を施行した。術後状態は良好にて摂食は改善し、体重増加が得られた。

SMA症候群は、著明なるい痩や円背、腰部前弯などの比較的特徴的な体格にCT、十二指腸透視などの所見より、確実な診断を得る必要があり、また保存的な治療に抵抗する症例に腹腔鏡下十二指腸空腸吻合が有用と考えられる。腹腔鏡下手術の普及による適応の拡大等、文献的考索を含め報告する。

胆石センター

山王台病院 胆石症治療ユニット/外来化学療法・点滴治療ユニット棟      竣工が少し遅れています。1月中に何とかなるかと思います。竣工のお知らせの内容です。追って皆様にお知らせしますが、

冠省

平素より当法人の山王台病院をはじめ、附属眼科・内科クリニック、第1、第2クリニックの運営につきまして、格別な御高配を賜りまして心より御礼申し上げます。さて、かねてより計画中で御座いました山王台病院胆石症治療・外来化学療法、点滴センター棟が平成30年1月に竣工、オープンすることとなりました。

それに伴って、同センター棟には ①高性能3D乳腺特殊X線装置 ②高性能X線骨密度測定装置(DEXA) ③胆嚢・胆管結石診断・治療用レントゲン室 ④外来抗腫瘍療法室 ⑤外来点滴治療室を設けました。

  1. 3D乳腺特殊X線装置・生検装置付きhologic社製によって乳腺X線で病巣を確認しながらマンモトーム(乳腺組織搾取機器)にて病巣の摘出及び生検病理学的検査を適確に行う。
  2. 高性能X線骨密度装置(DEXA)により適確な骨密度の測定ができ、骨粗鬆症の診断、治療の適応、治療中後の効果を判断することがより正確となりました。
  3. 胆嚢・胆管結石の迅速な診断が可能な3テスラMRI(MRCP)256例MDCT、更に胆管造影検査、総胆管結石載石(EST)専門の高性能C-アームテレビレントゲンシステム、新規の電気水圧式砕石器(EHL)の導入、また手術室には腹腔鏡的胆嚢摘出用高性能3D腹腔鏡システムの更新を企り、より安全な胆嚢・胆管結石の治療を実現できるものと思われます。
  4. 外来抗腫瘍治療、バイオハザード対策用セーフティキャビネット完備の4ベット(病室用リクライニングベット2床、点滴治療室用リクライニング多目的ソファー2台)を配置し、専用看護婦、薬剤師、担当医師と最新の化学療法薬、分子生物学的治療薬、免疫療法薬による治療がリラックスして行えます。
  5. 外来点滴治療室  専用自動病室用リクライニングベット2床、リクライニングソファー5台を配置し、時に長時間となる点滴治療を安楽に行うことができます。

上記による地域の皆様に、更によりよい医療を提供することと、地域の先生方の診療に少しでもお役に立てるものと思っており、お気軽に検査の御依頼頂ければ幸いです。

 

草々

平成30年1月吉日

 

医療法人幕内会 山王台病院

 院長 幕内幹男