茨城県鏡視下手術研究会にて発表してまいりました。

 本日は午前中診察を行い、午後からはつくば市にて開催される第14回茨城県鏡視下手術研究会に参加し、発表させて頂きました。演題名は「巨大食道裂孔ヘルニアに対するアプローチ −105例の鏡視下手術をふまえて−」です。詳しい抄録は下記に記載させて頂きます。
 又、たった今、医療法人幕内会としてすっかり恒例となりました居酒屋「まくちゃん」が始まりました。本日の「まくちゃん」はベストヒット懐メロと題しまして、おいしい御料理を食べながら懐メロ・・例えばピンクレディやこまどり姉妹、美空ひばりなど等、流行りに流行ったベストヒット曲を聴いて頂いて、皆様にぜひ楽しんで頂けばと思います。
 
 
 
 


我々は、食道裂孔ヘルニア、下部食道括約筋弛緩症に伴うGERDに対する鏡視下根治術を105例に施行してきた。
 対象は男性52例22〜78才平均44.1才、女性53例21〜83才平均60才で、中年の男性に対して女性の高齢傾向が診られ、高齢女性の中には胃の半分以上が胸腔内に脱出する巨大なヘルニア嚢を有する症例が時に診られる。
これらの症例は脱出胃による心肺の圧迫による呼吸苦や逆流に伴うADLの低下に加え、更に嚥下性肺炎などの重篤な合併症が惹起されるが、亀背の合併等手術適応に二の足を踏む。
しかし、短食道でないことや耐術性が得られることを適応とし、縦隔内での剥離操作を極めて慎重にすることを留意し、これらの症例に対しても鏡視下手術を選択している。
今回62才のリウマチによる多発性の関節変形、亀背及びCOPD、拡張型心筋症を合併、ステロイドの長期投与例と83才の超高齢者の巨大ヘルニア例を中心にその適応及び手術手技についてビデオにて供覧する。

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