第226回茨城外科学会に演題応募

H23年7月30日(土)に水戸協同病院にて第226回茨城外科学会の開催が予定されています。

当院より2演題応募致しました。[:拍手:]

演題 診断に難渋した胆道癌の一手術例

演者
志村浩

抄録
症例は、73歳女性、主訴は黄疸、上腹部不快感。平成22年4月上旬より上記症状が出現し、4月12日当院受診となる。MRCPにて下部胆管に十二指腸側に向かって凹、ERCPにて肝側に凹の陰影欠損を示す閉塞像を認めたが、CTscanでは同部に腫瘍像は同定できず、総胆管結石の嵌頓を強く疑わせた。大きさ、嵌頓所見よりEST、ENBDを行い、ESWL後の摘出がより安全と考え3回施行した。しかし、画像上、砕石の所見は得られず、POCSを行ったところ乳頭〜結節膨張型の胆管腫瘍と診断した。
 6月19日、PpPD D3リンパ節郭清術を行い、病理診断はbile duct
carcinoma tub1+tub2 PDu2 pPanc1a PT2 PN0 st?であった。
胆道癌は閉塞性黄疸で発見され、画像診断は比較的安易と思われるが、近年の総胆管結石の増加により、乳頭〜結節膨張型の胆管癌を結石と当初診断した症例を経験した。
今回、治験例及び文献による検討を加え、反省点及び今後の対応等について検討して報告する。

演題 カプセル内視鏡と腹腔鏡の併用にて切除し得た非特異的小腸潰瘍の1例

演者
上道治

抄録
症例は71歳女性。既往歴はなし。大量の下血を主訴に来院、Hb8.4g/dlと貧血を認め緊急入院となった。上部、下部内視鏡及び腹部造影CTでは明らかな出血源は認めなかった。小腸出血が疑われたため、カプセル内視鏡を行ったところ回腸末端近傍の限局した範囲に粘膜の発赤、糜爛、出血、硬化像を認めた。これが下血の責任病変と判断し、診断および治療目的に腹腔鏡を行った。その結果、上記病変とほぼ一致する回腸に漿膜の発赤、充血、壁肥厚を認めたため、同部位の小腸部分切除術を行った。病理組織学検査ではUl-?の潰瘍を認めるほか、浅い潰瘍が多発していたが、特定の原因は見当たらず非特異的小腸潰瘍の診断であった。
術前に小腸出血の部位の同定には極めて難渋しpolysurgeryとなることもあるが、今回、カプセル内視鏡及び腹腔鏡の併用が有用で、また腹腔鏡下にて切除し得た症例を経験したので文献的考察を加え報告する。

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