第223回 茨城外科学会

2月13日(日)第223回茨城外科学会が筑波大学にて開催されます。

今回当院で応募した2演題です。[:便箋:]

演題名: 腹腔鏡下に治療し得た炎症所見を呈したMeckel憩室の一例 

所属:   山王台病院、小美玉市医療センター(2)
演者:   藤原 康朗    

共同演者: 笹屋 昌示、上道 治、佐々木 健、室伏 雅之(2)、
山内 昌一郎(2)、上田 守三(2)、高橋 愛樹、
幕内 幹男 
 
抄録 
 症例は66歳男性。主訴は下腹部痛。CT scan・腹部超音波検査で右下腹部に約4cmでlow densityの病変を認めWBC,CRPの高値及び腹部所見より腹腔内の膿瘍を疑い、画像所見や存在部位より炎症をきたしたMeckel憩室との鑑別を要した。その為、確定診断と治療を目的に臍上部よりopen method 3ポートで鏡視下手術を行った。その結果、病変は回腸末端より50cm口側に存在し、腹壁・回腸と癒着しており、腸間膜対側に認められた。肉眼的にMeckel憩室と診断し憩室切除(楔状切除)を行った。病理診断は変性・壊死・出血を伴う膿瘍形成を伴ったMeckel憩室であった。Meckel憩室は、胎生期の卵黄腸間の遺残による小腸憩室である。大部分は無症状で、有症状として腸閉塞・腸重積・出血等が報告されている。本例は炎症を惹起した症例と考えられ、確定診断に至り治療を同時に行う鏡視下手術のよい適応と思われ,
文献的考察を加え報告する。

演題名: 副腎骨髄脂肪腫一例の手術例 

所属:   山王台病院、小美玉市医療センター(2)
演者:   上道 治   

共同演者: 幕内 幹男、笹屋 昌示、藤原 康朗、佐々木 健 
室伏 雅之(2)、山内 昌一郎(2)、上田 守三(2)、高橋 愛樹
 
抄録 
 症例は65歳、男性。検診大腸検査異常に対して6/4大腸内視鏡検査を施行。その際、軽度の下腹部痛を認め、腹部超音波検査を施行したところ、10×7?の右副腎腫瘍を認めた。同腫瘍による症状は特になく、血液検査でもnon functional tumorであり、CTscan、MRIにて脂肪成分と一部軟部陰影のdensityを呈しており、画像上、他副腎腫瘍との鑑別は比較的容易で骨髄脂肪腫を強く疑った。
 治療は文献上、一定のcriteriaはないが、大きさと悪性頻度との相関より4cm以上で手術の適応とする報告が診られ、10/8前方開腹下にて腫瘍摘出術を施行した。切除病理は、成熟脂肪組織が分葉状に増生し、その中に造血細胞が散見され、周辺には圧排された皮質が診られ、myelolipomaと診断した。
 副腎腫瘍は近年の画像診断の進歩によりincidentalomaとして発見されることが多いが、その中でも骨髄脂肪腫は稀であり、その治療方針も未だ確定していない。今回、当院での4例の副腎腫瘍治験例を含め検討して報告する。

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