第70回 日本臨床外科学会

 11月27日(木)〜11/29(土)第70回日本臨床外科学会に参加・発表してきました。内容は、

山王台病院副院長 笹屋昌示
・口演「食道-7」
「食道カラシアに対する鏡視下手術の検討」

山王台病院院長 幕内幹男
・ワークショプ4「食道良性疾患(GERD,アカラシア)の外科治療」
「食道胃逆流症に対する鏡視下噴門形成術115例の検討 
   -手技の確立を目指して-     」

活発な議論があり、今後の逆流性食道炎に対する現時点での手術方法は、私共で行っております術式(toupet)法で確立されたという結論に達しました。

・座長
一般演題(示説) 「食道-5」

茨城県鏡視下手術研究会

   第15回茨城県鏡視下手術研究会

日時:11月22日(土)14:00〜
場所:オークラフロンティアホテル
 
 にて開催されました。

 私は、毎年発表しており今年も、もちろん発表してきました。

演題:「GERDに対する鏡視下噴門形成術115例の検討
     -再発を含めた問題症例に対する対策-」 

抄録:

我々は、最近9年間で115例の胃食道逆流症に対して鏡視下噴門形成術を施行した。
対象は、男55女60例、22〜83歳平均52.5歳で、逆流症状のアンケート問診票(Fスケール変法)の高スコア、PPI抵抗、巨大ヘルニアに伴う心肺機能障害例などを適応とした。
術式は、Toupet法114例、Nissen法1例行い、合併症は、皮下気腫4、気胸4、脾被膜出血2、胃チューブの縫着1例で開腹移行はなかった。手術時間は107〜358分平均175分、術後入院期間は3〜21日平均8.7日であった。
術前後のアンケートスコアは、術前平均22.4に対して術後3.8と極めて改善が得られた。しかし、術後初期のつかえ感5例に対して1〜2回の内視鏡的バルーン拡張術を、術後数ヶ月を経過した後に5例にPPIを一時的に再開、1例に継続投与を行なっている。またクル病合併短食道例にヘルニアの再燃を認め、再手術を施行した。
再発予防を含めた確実な術式には、年齢、体格、短食道例などを考慮した個々への工夫が必要と思われ、更にその確立について検討して報告したい。

 そして、次回の第16茨城県鏡視下手術研究会の当番世話人を仰せ付かることになりました。大変、名誉なことと思っております。
 開催場所につきましも、石岡市を検討しおります。研究会が実りあるものになるよう、がんばります。

幕内会 勉強会

 11/19(水)19:00〜職員食堂にて

第5回 幕内会勉強会が行われました。
今回のテーマは、

佐々木健Dr
新しい創傷治療
  −“消毒とガーゼ”の撲滅を目指してー」でした。[:病院:]

 いろいろな症例を写真等でわかりやすく説明して頂き、
見入ってしまいました。

<様子>

石岡消化器疾患懇話会

12/5 グランマリアージュ吉野にて石岡消化器疾患懇話会が行われます。山王台病院より2演題の発表を予定しております。

稀な虫垂疾患の一例  
 

当院の肛門疾患385例の手術経験について  
  

第6回茨城大腸肛門疾患研究会

 11/7(金)19:00から
 
第6回茨城大腸肛門疾患研究会がつくば国際会議場
にて開催され当院からも発表してきました。

演者
幕内幹男

演題名
「PPH法の経験・385例の検討
 -MM法、Thiersch法併用による有用性-」

茨城県の大腸肛門疾患についてのエキスパートがそろった研究会でした。
PPH法は、痔核の確定した術式として認められました。いろいろな痔の疾患に対応すべく術式をmodefiedすることについて報告しました。

インフルエンザ予防

 この時期になるとインフルエンザが流行ります。
皆さんはもう予防接種を受けましたか?

 当院でも接種することができます。自分がかかってからでは遅いので、早期にうけておきましょう。

予防接種は予約になりますので、まずは一度御連絡ください。(ワクチンに限りがありますので、お早めに[:病院:])